虐殺、拷問、連続殺人…
なぜ「他人の不幸」は覗き見したくなるのだろう?
<古今東西、人間ほど残酷な生物はいない>
テレビのワイドショーで、残酷なバラバラ事件の画面に見入る現代人。その心理は、処刑見物に出かけた昔の庶民たちにどこか共通してはいないだろうか。この本を読んでいる間は、退屈な現実を忘れ、豪華絢爛(けんらん)な悪の世界に迷い込んだ旅人になってほしい。(「はじめに」より)
【注意!】お食事中の「ながら読み」はご遠慮ください。危険です
●古代ローマの血塗られた惨劇
●中世の闇に蠢(うごめ)く死霊たち
●歴史に残る大虐殺――ルネサンスの光と影
●三段切り、水磔(すいたく)――身の毛もよだつ近世の地獄絵図
●バラバラ死体に刻まれた倒錯の性欲
●人間もろとも地図から抹殺された村
●人殺しに生きがいを見出した男
●監禁、人肉、連続殺人――現代人のおぞましい悪行ファイル