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八百八町に秘められた○△□とは?
江戸の〈かたち〉を歩く
エドノカタチヲアルク
著者名 宮崎興二
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396314361
判型/頁 文庫判/288頁
価格 628円(税込)
発売日 2007/07/20

浅草寺の三角形、新宿の星形…
なぜ、不思議な形がこんなにも多いのか?

●なぜ浅草寺(せんそうじ)の香炉(こうろ)は三角形なのか ●湯島(ゆしま)聖堂に五角形が多い理由 ●うずまきと四神相応(しじんそうおう) ●東京には八角形がよく似合う ●東京の雛(ひな)人形の左右はなぜ京都と逆なのか…〈かたち〉に注目すると、もう一つの東京が見えてくる!

<東京の街で見かける〈かたち〉。隠された意味を読み解く>
 われわれの身のまわりは、人間が作ったいろいろなかたちにあふれている。
 そうしたかたちが、京都近辺と東京近辺では、しばしば反対の使われかたをしてきている。これはおもしろいと思うので、ここでは、江戸や東京に見る古めかしい○△□に関する、いわば「江戸の幾何学」を紹介してみる。
 狭い日本の東と西で、昔から、男と女のように違うかたちが作られ、右ききと左ききのように違う使い方をされて、表と裏のように違う生活習慣や風俗が育ってきている。
 そうなった原因は、自然が造った日本列島のちょうど東と西に、丸い江戸東京と四角い京都が自然にあるところにあるのではないだろうか。
 ここには自然のままに生きるといわれる日本人の、ありのままの姿が現れている。(「はじめに」より)