「勉強しなさい」は、禁句です。
『和田家の家庭教育』大公開!
<親の行動の違いが、子供の学力の「大きな差」を生む!>
●「勉強しろ」と言うのではなく、「勉強しないと損をするのは自分」とわからせる●食事は子供にとってもっとも大事●子供が勉強している間は、テレビは見ない●教育にはお金をケチらない●親だけは最後まで子供の味方
<母の「家庭教育」が私の原点/精神科医 和田秀樹>
私たち兄弟は、世間的にみれば、成功者の部類に入る人生を送っている。私は医者をやりながら受験や心理学に関する多くの著書を執筆しているし、弟は東大在学中に司法試験に合格して、法曹人になった。私は、このルーツは、いわゆる遺伝や才能ではなく、「母の家庭教育」にあると信じている。
母は、「勉強しなさい」と子供に強制することもなければ、「勉強したら○○してあげる」と子供におもねることもなかった。常に首尾一貫した姿勢で厳しい愛情を注いでくれていた。そして、私たちの能力を信じる姿勢も半端なものではなかった。「やればできる」という気持ちは母が私たちに与えてくれた「最大の財産」だと思う。