教科書から源頼朝、足利尊氏が消えた!
明石原人は真っ赤なウソだった!
「世界一受けたい授業」の河合敦先生が教える日本史最新事情!
新発見や研究が次々と教科書を書き換える
●龍馬が愛した「寺田屋」はニセモノだった●一人もリストラしなかった直江兼続●足利親子の反目が歴史を変えた室町時代●小林一茶の日記に書かれていた赤面の内容●本当は名君だった犬公方徳川綱吉●勝海舟が暇つぶしに読んだ古典文学●大正デモクラシーなんて実はなかった/他
<教科書はここまで変わった>
聖徳太子像は消えつつあり、源頼朝像、足利尊氏像などは、信憑性に乏しいという理由から教科書から削除されてしまっている。
原人や旧人の骨は、私たちと同じ新人や動物の骨であることが判明し、現在の日本史教科書のすべてから消えてしまっている。日本最古の貨幣とされた和同開珎も、新たに大量に出土した富本銭に、その最古の地位を奪われてしまっている。
このように、絶対変わらないようで、けっこう大きく変わっているのが歴史教科書なのである。だからお子さんにうっかり歴史の話をしていたら、それはもう史実でなかったということも大いにありえるわけだ。(まえがきより)