勝海舟、桂小五郎、そして姉、妻へ…、大切な人への9通が伝えたものは?
爆笑問題の2人が龍馬のこころを鋭く読み解く!
幕末の志士・坂本龍馬vs爆笑問題。
もし、龍馬と爆笑問題がトリオを結成していたら?
思わずそんな「夢」を抱いてしまう絶妙な読みこなし!
龍馬が家族や友人に書き送った手紙で現存するのは139通。
その中から彼の人となりがよくわかる9通を厳選。
爆笑問題の2人にかかると、龍馬のお茶目な一面が見えてくる。
<姉・坂本乙女(さかもとおとめ)宛の手紙>
この頃は、天下無二の軍学者勝麟太郎(かつりんたろう)という大先生の門人となり、ことのほか可愛がられちゅう。「家分」のようなものといったほうがいいじゃろか。
近いうちに、大坂から十里ぐらいの兵庫という土地に、おおいに海軍を教えるところをこしらえ、また、40間、50間もある船をこしらえるつもりじゃ。
《手紙以下略》
太田――日本が動き出し、天下国家のことを考え始めた龍馬は乙女宛の手紙に「自分がどういうことを考えて、またどういう活動をしているか」といったことを詳しく書いたりしているんだよね。
田中――一番近い兄弟で、小さい頃から仲がよかったわけだから、なんでも話せる間柄だったんだろうね。
《以下略》