ダ・ヴィンチ「巨大壁画」の最新事実!
実在した『ハリー・ポッター』の登場人物etc
アラマタが見た・行った・集めた
「謎」の真相に迫る!
トリノの聖骸布/死海文書/リリ・エルベの肖像画/レイライン/ボルネオ島「首狩り族」の復活/ヴォイニッチ写本/20世紀に生まれた妖精「グレムリン」/福来博士の念写写真/陸軍登戸研究所/与那国島の海底遺跡/中国遺伝学……世界中から集めた33の謎にアラマタが挑む!!
ミステリーの背後にある人間の本源に迫る
世界に存在するミステリーは現在なお、さまざまなメディアにとりあげられており、これをネタとするテレビ番組もすくなくなる気配はない。
しかも、事の真偽を論理的・科学的に追究するよりも、その不思議さを楽しむエンターテインメント性が強まる傾向にある。その反面、ミステリーの背景を忘れがちである。
本書がいちばん力を入れた部分は、ひとつの出来事や現象がどのようにして「ミステリー」にまで昇華するのか、その過程である。それが、ミステリーの背後にある人間の知的活動の本源と深く関係しているからである。
われわれは、ミステリーに本能的に魅(ひ)かれる。本書は、ミステリーを通して時代と人間のおもしろさを観察するところに、その意義がある。
(著者のことば)