関東大震災、大空襲、飢餓、戦乱、疫病の流行……
立ち直るヒントは歴史の中にあった!
後藤新平、上杉鷹山、鬼平、濱口梧陵、角倉了以、立花宗茂……
未曾有の国難に立ち向かい、逼迫する藩政を立て直し、私財を投げ打ち
庶民を救った先人たちの偉業に学べ!
何度も何度も立ち上がってきた日本人
日本人は日本列島という過酷な環境のなかで、ずっと自然災害に見舞われてきたのである。それでも日本は、いまも存在する。この小さな列島に一億を超える人口を持ち、世界有数の経済大国となっている。それは私たちの祖先が、どんな災害に見舞われても、それをすべて克服してきた証拠だといってよいだろう。
何度も何度も、大きな災害や病に打ちのめされながら、それでもなお、日本人は立ち上がってきたのである。今度の東日本大震災だって、日本人はきっと、そこから鮮やかな復興を遂げるだろう。
まえがきより
○大仏造立にかけた天変地異からの救民
○元寇が早めた鎌倉幕府の政権交代
○関ヶ原合戦の敗戦大名、奇跡の復活
○突然の転封にもめげずに藩政改革
○鬼平の造った江戸の職業訓練校
○初めての公害で国家と戦った男