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看取った家族だけが知っている本当の「幸せな逝き方」
家族が選んだ「平穏死」
カゾクガエランダヘイオンシ
著者名 長尾和宏/上村悦子
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396316143
判型/頁 文庫判/240頁
価格 649円(税込)
発売日 2013/07/24

生まれ方は選べなくても、死に方は選べます。
穏やかな最期を迎えるために、胃ろうや抗がん剤はいつまで必要ですか?
家族の証言の中にこそ、その答えがある。

第1章 ピンピンコロリより「平穏死」
第2章 医者も知らない「平穏死」
第3章 介護家族の証言 がん終末期のケース
第4章 介護家族の証言 認知症終末期のケース
第5章 介護家族の証言 認知症終末期・施設のケース

家族の言葉の中にこそ「平穏死」の本質がある
平穏死についても、家族の視点から見れば、そんな意識はまったくないだろう。在宅でお看取りした時に、私が「平穏死でしたね」と言っても、家族はキョトンとしている。1ヵ月後に、ご挨拶(あいさつ)にみえられた時に、こう言われるのだ。
「あれが平穏死だったのですね。今頃、気がつきました。確かに驚くほど穏やかでした」と。〈中略〉
家族の言葉の中にこそ、平穏死の本質があると思う。大切な人の最期を前にした、気持ちの揺れ動きの中にこそ、平穏死の本質があり、また、平穏死のノウハウが詰まっていると思う。どうか本書を通じて、平穏死の思想を深めていただければ幸いである。(「まえがき」より抜粋)

Dr.長尾の「平穏死」のコツ(本書掲載コラムより)
●平穏死とは、苦しまないで逝くこと
●「リビング・ウイル(いのちの遺言書)」を表明する
●在宅医療は高くない
●ウマの合う「在宅医」を探そう
●「訪問看護師」の大切さを知ろう
●在宅でも最新の「緩和医療」ができる
●抗がん剤はやめ時が大事
●「転倒→骨折→認知症」を防ごう
●終末期の「脱水」は友
●「救急車を呼ぶこと」の意味を知っておく