居酒屋は社会の鏡である
やきとり屋、ヤミ市、横丁、大衆酒場、下町……
階級論で知られる著者が、
趣味と研究を兼ねて夜毎飲み歩きながら、
「居酒屋」を通じて東京、そして現代日本を考える!
酒好き必読!
著者推薦の居酒屋30店を紹介!
今宵も縄のれんの向こうに「日本」が見える
縄のれんの向こうに「日本」が見える
ある程度の時間、居酒屋で過ごしていると、いろいろと客たちの振る舞いが目に入ってくる。言葉も耳に入ってくる。それが時代によって、また店によって大きく変わる。
だから四半世紀も居酒屋に通い続けていると、世の中の動きが見えてくる。居酒屋は、社会の鏡である。そう、居酒屋から日本が見えるのである。
(序より一部抜粋)
序 居酒屋から日本が見える
第一章 格差社会の居酒屋
第二章 居酒屋考現学事始め
第三章 銀座礼賛
第四章 ヤミ市の夢の跡
第五章 やきとりとは何か
第六章 国境の町を行く
第七章 下町居酒屋の越境体験
第八章 「山の手」の幻影
第九章 格差拡大と日本の酒文化