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書下ろし
天気が変えた世界の歴史
テンキガカエタセカイノレキシ
著者名 宮崎正勝/造事務所

在庫あり

※在庫について
ISBNコード 9784396316624
判型/頁 文庫判/256頁
価格 693円(税込)
発売日 2015/04/07

世界史の重大トピックを、「気象」で読みとく!
エジプト文明誕生とモンスーン
温暖化で拡大したヴァイキング世界
エルニーニョに敗れたヒトラー

従軍した歩兵の日記には、「寒さはきびしく、カラスが凍って
空から落ちてくるほどだ」と記されています。12月になると気温は
零下32度まで下がり、飢えと寒さで行軍について行けなくなった
多数の兵たちは置き去りにされました。遠征軍の大半は死亡し、
フランスに無事帰りつくことのできたのは、開戦当初の
1〜2パーセントだったとされています。

世界史の裏側に「天気」あり!
戦の天才・ナポレオンは、生涯において二度、決定的な敗北をしました。
「ロシア遠征」が大雪で失敗したことは、よく知られています。
もうひとつは、「ワーテルローの戦い」。大雨により開戦を遅らせたせいで、
敵の援軍が間に合ってしまったのです。
歴史の転換点には、「天気」や「気候」が深くかかわっています。
本書は、世界史の重大トピックと気象との関係を解き明かそうとしています。

「気象」も歴史を動かす!
ネアンデルタール人の絶滅、仏教誕生、ローマ帝国の衰退、
イスラム帝国の誕生、モンゴルの躍進、インカ帝国の滅亡、
無敵艦隊の敗北、フランス革命、ノルマンディ上陸作戦……。
有名なあのできごとの陰には、「天気」「気候」があった。
気象がわかれば、世界史はもっとおもしろくなる!