童謡の裏側に戦争が潜んでいた
童謡や愛唱歌とされる歌たちの背景に戦争が見え隠れしているものが実は多い。
戦争の中で作られたり、戦後の苦しみの中から生まれたりした童謡が今も息づいている。
兵隊や戦争といった直接的な言葉や詩がなくても、その裏側に戦争が潜んでいた歌を知るたびに、正面から向き合う必要性を感じた。
現在の日本の平和があるのは、お国のために命を賭けた兵士たちの働きによるものだったと、ひしひしと感じ入ったのである。(まえがきより)
知らずに歌っていた童謡の陰に
戦争の足音が忍び寄っていた
●「我は海の子」に♪いで軍艦に乗組みて〜という7番があった
●「汽車ポッポ」は♪兵隊さんをのせて〜だった
●真珠湾に出撃していた「桃太郎」
●「螢の光」は国威発揚の歌だった
●兵士を迎える歌だった「里の秋」
●「みかんの花咲く丘」は歌詞を変更して歌われていた