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書下ろし
古代史で読みとくかぐや姫の謎
コダイシデヨミトクカグヤヒメノナゾ
著者名 関 裕二

在庫あり

※在庫について
ISBNコード 9784396316792
判型/頁 文庫判/248頁
価格 660円(税込)
発売日 2015/10/07

『竹取物語』は
藤原氏糾弾の書だった!
不詳の作者がお伽話の裏に込めたメッセ−ジとは?

第一章 なぜタイトルが脇役の「竹取の翁」の物語なのか
第二章 恨まれ嫌われる藤原氏とかぐや姫
第三章 かぐや姫と中将姫
第四章 県犬養三千代とかぐや姫

『竹取物語』の謎解きをはじめよう
『竹取物語』は誰もが知っている物語だが、「テーマは何か」「作者は何を言いたかったのか」と改まって考えると、明確な答えはなかなか出てこない。スタジオジブリのアニメ映画『かぐや姫の物語』は、「清貧こそが大切」というテーマを掲げていたが、古典の『竹取物語』を読むかぎり、そんなことはどこにも書かれていない。
物語の一部を拾い上げれば、かぐや姫は「性悪女」「小悪魔」に見えてくる。それにもかかわらず、この物語が平安時代に編まれ、今日まで親しまれているのはなぜだろう。それは、物語に漂う「悲しさ」「切なさ」が、読むものの心を打ち続けてきたからではなかろうか。(「はじめに」より)

小悪魔・かぐや姫に翻弄される5人の貴公子には
歴史上実在のモデルがいた。
藤原氏全盛の平安時代に編まれた物語は、
時の政権に何を言いたかったのか?