光源氏と嵯峨野、漱石が描いた比叡山、
竹久夢二の住まい、信長の大パレード……
日本文学の舞台になった
京の街を深く味わう
大人の教養散歩
あなたはどれを読みましたか?(本書に登場する文学作品)
『枕草子』『今昔物語』『更級日記』『梁塵秘抄』『義経記』『古今和歌集』『古今著聞集』『徒然草』『方丈記』『源氏物語』『拾遺和歌集』『酒呑童子』『風土記・逸文』『平家物語』『小敦盛』『靫猿』『東海道中膝栗毛』『横笛草紙』『太閤記』『玄峰集』『落柿舎の記』『洛東芭蕉菴再興記』『嵯峨日記』『虞美人草』『京に着ける夕』『楼門五三桐』『安土往還記』『宮本武蔵』『夢の浮橋』『金閣寺』『古都』『高瀬舟』『竜馬がゆく』『檸檬』『羅生門』『滝口入道』『出帆』『鉄の首枷』他
京の街歩きが、もっと楽しくなる
清少納言が「山ぎは」と書いた「山」は、どの山か。
竹久夢二の住まい跡から見える「塔」とは。
梶井基次郎『檸檬』の舞台は、なぜ寺町通なのか――。
半世紀以上、京都に暮らす著者が“本当の京都”を案内する。
教養散歩に出かけよう
『虞美人草』(夏目漱石)の主人公は三条の旅館に泊まった。三条のどこなのかは書かれていないが、実は作中の会話から特定できる。また、牛若丸と弁慶の決戦場は五条橋ではなかった――文学作品を鑑賞しながら、歴史と地理にも強くなる京都ガイド!