すらすら読める、現代語訳の決定版。
単行本の訳を全面改訂。
さらに読みやすくなりました!
2013年毎日出版文化賞特別賞受賞作品
古典文学者としての知識と作家としての筆力で描き切った、現代語訳の決定版。藤壺の宮との不義の子の誕生、車争い、六条御息所の生霊、葵上の死、朧月夜との情事、紫の君との契り――。名場面の数々を収録した第2巻は、源氏、18歳から25歳までを描く。
◎謹訳とは――題して『謹訳 源氏物語』としたのは、原典の持つ深く豊かな文学世界を、忠実謹直なる態度で解釈し味わい尽くして、作者の「言いたかったこと」を、その行間までも掬い取りたいという思いを込めたのである。(林 望)