世界的照明デザイナーによる伝統の再発見
東京タワー、レインボーブリッジ、白川郷……
さまざまなプロジェクトから浮かび上がる日本人の感性
本当に美しく心地よいあかりとは?
日本の「あかり」の軌跡とその可能性
和のあかり、再発見/能との出会い/ライトアップ事始め/ベイブリッジが夜景を変える/東京タワー事件/日本の景観照明の可能性/美しいあかりの中で暮らすために/オフィス照明を見直そう/代替エネルギーと照明
(目次より)
日本の優れた「あかり文化」を今に取り戻す
いま、まちには光が溢れている。同時に、照明に関心を持つ人も増えている。都市計画や建築、インテリアに携わる専門家だけではなく、行政や一般の人たちにも照明や照明デザインは身近なものになっている。
そんな広がりの中で、本当に美しく心地よい「あかり」とは何なのかということを、私の照明デザインの体験の中から伝えていきたいと思ったのが、この本を書く契機でもあった。
(「はじめに」より)