元外務省国際情報局長が解読した歴史の真相!待望の文庫化!
日本史上「最大の愚挙」を解き明かす!
なぜ、日本は勝てる見込みのまったくない戦いを仕掛けたのか?
日米戦争が決定的になるのは、一九四一年七月二日の御前会議において正式に裁可された日本軍の南部仏印進駐でした。この時から真珠湾攻撃までの最後の一五九日間で、この流れが確定します。それでも、この時点では日米戦争は回避が可能でした。いろいろな選択肢があったのに、なぜ私たちは、真珠湾攻撃という愚かな道を進まなくてはならなかったのでしょう。(第二章より)