選(え)りすぐりの美女をあなたに
悶え、うめき、のたうつさまを、カメラが赤裸々に活写する…。
「撮影中、シャッターの音に昂奮して、わたしの指を欲しがった奥さんもいたけど……」稲森美貴(いなもりみき)は、ベッドの中で池内高志(いけうちたかし)に囁(ささや)いた。女流写真家として名を馳(は)せた美貴には淫靡(いんび)な秘密がある。やがて、美貴が被写体として選(え)りすぐった生保レディ、元スチュワーデス、モデルの美女たちに、池内の前で淫らな姿態を晒(さら)させる……。美しい官能世界の極致!
(新書判『女唇の彩り』改題)