佐伯時代小説100冊突破記念
著者の原点、『密命』が
読みやすい大きな文字になりました!
佐伯時代小説は、ここからスタートした!
六万冊の蔵書を誇る豊後相良(ぶんごさがら)藩に、切支丹(きりしたん)本所持の嫌疑がかけられた。時あたかも五代将軍綱吉(つなよし)が没した直後。新将軍宣下(せんげ)までに大名の粛清を行なうのが幕府の常套(じょうとう)手段であった。藩主から密命を帯びた直心影(じきしんかげ)流の達人金杉惣三郎(かなすぎそうざぶろう)は、江戸に潜入し切支丹本究明に当たるが……。平成のベストセラー作家と称される著者の記念すべき時代小説第一作が大きな活字の新装版に。