佐伯時代小説の原点、「密命」が読みやすい大きな活字に!
新装版
金杉惣三郎の剣者としての圧倒的な強さを示した一冊!
大岡越前(おおおかえちぜん)の懐刀(ふところがたな)である金杉惣三郎(かなすぎそうざぶろう)が、何者かに襲われ、消息を絶った。同じ頃、京都所司代(しょしだい)に謎の人物が赴任(ふにん)するが、彼こそは大岡の密命を帯びた惣三郎であった。折しも京では将軍吉宗の緊縮財政に反旗を翻(ひるがえ)す謀略が渦巻(うずま)き、前任者が何者かに射殺(いころ)された直後。さらに、将軍暗殺の命を帯びた七人の刺客が江戸に放たれた。異能の七剣士を迎え撃つべく、惣三郎東海道を奔(はし)る!