佐伯時代小説の原点、「密命」が読みやすい大きな活字に!
新装版
清之助が剣者としての自覚を深めた「密命」の転換点!
幕府開闢(かいびゃく)以来はや百十余年、軟弱に堕(だ)す武士を憂(うれ)えた八代将軍吉宗は、「享保(きょうほう)剣術大試合」の開催を命じた。諸国から厳選された剣術家の中には、あれほど幼かった金杉清之助(かなすぎせいのすけ)の成長した姿があった。一方、“秘剣鞘(さや)の外”とともに襲い来る謎の剣客・菊小童(きくこどう)。清之助の初陣となる試合中、金杉父子に危機が迫る! 清之助が剣者としての自覚を強め、シリーズ転換点となった一作!