ヴァティカンから遣わされた黒衣の使者。古代エジプトの邪神が現代に甦る!
「この物語を書きたくて、たまらなかった」
著者自身が熱く語る大河伝奇小説、最新文庫化!
〈キリストの聖なる血を持つと称す吸血鬼を抹殺せよ〉
カトリックの総本山ヴァティカンから日本へ放たれた黒衣の使者。彼はローマ教皇の密命を受け、刺客(しかく)に与える報酬として『究極の聖遺物』を携(たずさ)えていた…。宿敵ローマン・カトリック、そして甦(よみがえ)った古代エジプトの邪神が、二千年の時を彷徨(さまよ)う龍緋比古(りゅうあきひこ)に迫る! 著者真骨頂の大河伝奇小説、待望の文庫化!