殺剣“鬼疾風(はやて)”!
唐十郎に仕掛けられた罠と恐るべき刺客が襲来
奇妙な辻斬りが相次ぐ。死骸(おろく)の顔が穏(おだ)やかなため、町方は「眠り首」と名づけた。その鮮やかな斬り口から、小宮山(こみやま)流居合の達人野晒唐十郎(のざらしとうじゅうろう)に嫌疑がかかる。だが、それは唐十郎を陥(おとしい)れる罠だったのである。町方に執拗(しつよう)に追われる唐十郎、さらに「眠り首」の下手人の必殺剣「鬼疾風(おにはやて)」が襲う。唐十郎に迫る最大の危機! 大好評「鬼哭(きこく)の剣」シリーズ待望の第十四弾。