これぞ正統派
貸本時代(昭和30年代)の痛快時代劇!
「人を斬るのが生き甲斐」という怒怪四郎(いかりかいしろう)は、自分より強い男を求めて彷徨(さまよ)っていた。と、許嫁(いいなずけ)を奪われ復讐に燃える白皙(はくせき)の若侍・多門一平(たもんいっぺい)に遭遇。ギラリと白刃を抜くが、それこそ、一平を陥(おとしい)れた藩留守居役海保左内(かいほさない)の思う壺であった。血に飢えた怪四郎と許嫁救出に命をかける一平。二人の執念が一つに纏(まと)まったとき、血臭を呼ぶ剣が舞う、これぞ痛快時代劇の真骨頂(しんこっちょう)!