涙と笑いを運ぶ、若き駕籠舁(か)き!
胸のすく面白さ、名手が描く人情時代!
深川の新太郎(しんたろう)と尚平(しょうへい)は息の合った若い駕籠舁(かごか)き。ある日、尚平のもとに想い人おゆきをさらったという手紙が届く。堅気(かたぎ)の仕業ではないと考えた新太郎は、博徒(ばくと)の親分・恵比須(えびす)の芳三郎(よしさぶろう)を訪ねた。筆跡から、かどわかしには札付きの渡世人・弥之助(やのすけ)が関わっていることがわかるが……。二人はおゆきを無事救出できるのか? 好評「深川駕籠」シリーズ、待望の第二弾!