スペイン内戦の亡霊か!?
“血を抜かれた死体”が語る絵画コレクションの壮大な謎!
第二次世界大戦中、スペイン大使を務めた木滑明矩(きなめりあきのり)が蒐集(しゅうしゅう)した厖大(ぼうだい)な絵画が、半世紀の時を経て美術館に寄贈・公開された。しかし、公開に尽力(じんりょく)した関係者が謎の組織に次々と襲われる。真実を探るため、木滑の孫・燿子(ようこ)と記者の菊村(きくむら)はスペインに飛ぶが……。コレクションに秘められた大いなる遺志と、知られざる謀略(ぼうりゃく)とは? 歴史の表裏が交錯(こうさく)する、極上のサスペンス!