三種の神器(じんぎ)、出来!
善なる者には至福を、邪なる者には凶禍を呼ぶ!? 完結編
市中で辻斬りが頻発(ひんぱつ)していた。死体の斬り口を見た咲花堂(さくはなどう)の上条綸太郎(かみじょうりんたろう)は、得物が上条家から徳川家康に奪われた三種の神器(じんぎ)の一つ、“宝刀・小烏丸(こがらすまる)”ではと疑う。一方、老中・松平定信(まつだいらさだのぶ)も、自らが将軍になるという野望のため、小烏丸を狙(ねら)っていた。3つそろえば世を変革するといわれる三種の神器を巡る攻防の行方は……。刀剣目利きシリーズ堂々の完結!