「あんたの話は変わっていて面白い」
20年来ネタを提供し続けた著者がいま明かす、珠玉のエピソード
昭和35年、コンサルタント会社に勤める著者は、社会派推理で時代の寵児(ちょうじ)となっていた松本清張と出会う。以来、著者が企業調査で得た情報をヒントに、清張は何編かの作品を世に送り出す。著者が接した大流行作家の執筆への執念と、意外な素顔とは? 激動の昭和、職を転々とした自身の経験を縦軸(たてじく)に、偉大なる巨人との20年余の交流を振り返る一大回想録。
四六判 『霧の中の巨人―回想・私の松本清張』改題作品