愛を貫いた男女、背後で蠢く巨悪とは?
青柳剣一郎、剣之助父子が大藩の陰謀に挑む!
55万部突破! 人気シリーズ第15弾
「ふたりで暮らすにはあの世しかない……」想いを遂(と)げるため情死を選んだ吉原の遊女と沢次郎(さわじろう)。沢次郎の正体は、庄内(しょうない)藩酒井(さかい)家の勤番者・大出俊太郎(おおいでしゅんたろう)だった。その亡骸(なきがら)の検視をした青柳剣一郎(あおやぎけんいちろう)は、酒井家家中の者たちの言動に不審を抱く。剣一郎の命を受け、伜(せがれ)・剣之助(けんのすけ)は鶴岡(つるおか)へ赴(おもむ)き、藩内の確執を探り出すが……。哀しい男女の末路に秘められた、驚くべき陰謀とは?