「あう……何をするの…」
「女将さんの隅から隅まで知りたいものですから…」
「生娘(きむすめ)を犯してから死んでやる」神田川の堤防工事の寄せ場で毎日虐(いじ)められ自棄(やけ)になっていた幸吉(こうきち)。そんな彼が、大店(おおだな)の娘・桃(もも)を助けてから運命が一変する。桃の母親・順(じゅん)の熟(う)れ肌に魅せられ、女体への探求心が湧き上がってきたのだ。さらに、念願の生娘の桃や美貌の女武者までが……。齢(よわい)18にして世を儚(はかな)んでいた幸吉が体験する、この世ならざる極楽浄土とは?