お待たせしました第3弾!
痛快! 豪胆!
金の亡者たちの陰謀に人呼んで“のうらく侍”桃之進が立ち向かう!
いぼ俣軍兵衛(またぐんべえ)と名乗る、疫病神(やくびょうがみ)のような男。風貌、性格ともに憎めない男だが、彼に金を貸した後家貸しの奈津(なつ)が斬殺され、奈津の亡夫の秘密を握る男も川に浮いた。さらに北町奉行所与力の葛籠桃之進(つづらもものしん)にも、鎌槍を持つ凄腕(すごうで)の刺客(しかく)が迫る。やがて、いぼ俣も殺されるに至り、幕府の御用金をめぐる壮大な陰謀が判明。役立たずの“のうらく侍”桃之進が、怒りの剣を揮(ふる)う!