奥州の覇者・伊達政宗の激烈なる生涯、堂々の完結！

太閤秀吉（たいこうひでよし）が世を去り、天下の実権が関ヶ原（せきがはら）で争われている頃、政権交代の混乱に乗じて政宗（まさむね）は和賀（わが）郡を奪取することを企てる。奥州に波乱を巻き起こした政宗だったが、天下人となった家康（いえやす）の不興を買ってしまう。だが一方で、南蛮との貿易ルートに財政の活路を見出し虎視眈々（こしたんたん）と好機を待ち続けていた。最後まで天下を諦めなかった猛将の生き様を描く傑作戦国小説！