北の地で、何かが起こる！
「始皇帝」「卑弥呼（ひみこ）」「空海」を結ぶ秘密の“鍵”とは？

空海（くうかい）の意識を宿す黒御所（くろごしょ）の暗躍により「蓬莱（ほうらい）山の黄金」「鬼道（きどう）の力」「空海の秘法」を巡る戦いは、いっそう熾烈（しれつ）さを増す。密教術の天才僧美空（びくう）の驚くべき策によって、白井狂風（しらいきょうふう）の屋敷からの脱出を試みる精神（サイコ）ダイバー九門鳳介（くもんほうすけ）と腐鬼（ふき）一族の梵（ぼん）。一方、東北・花巻（はなまき）では「鬼道の力」の鍵を握る鬼奈村典子（きなむらのりこ）に魔の手が追っていた……。北の地で胎動を始めた、人智を超える力の正体とは？