この男が動くたび、絆の花がひとつ咲く!
人と人とを取りもつ“取次屋”の活躍を描く
心はずませる人情物語!
秋月栄三郎(あきづきえいざぶろう)の“手習い道場”の弟子・安五郎(やすごろう)は、破落戸(ごろつき)から足を洗った若者・安吉(やすきち)と会うことが楽しみだった。名乗りはしていないが安吉は、かつて無頼(ぶらい)のせいで夫婦別れしたおちかとの間に生(な)した息子だったのだ。だが、女手一つで安吉を育て上げたおちかは安五郎を絶対に許さない。そんな2人の仲を取り持つ栄三郎の奇策とは? 絆(きずな)を結ぶ“取次屋”の活躍を描く心温まる人情物語!