時代小説界に現れた超新星シリーズ、待望の第6弾!
まさに鳥肌の立つ読み応え。
“家庭教師”になった市兵衛に迫る2つの影とは!?
9歳になる音羽(おとわ)の色茶屋の倅(せがれ)・藤蔵(とうぞう)は、勘定方を輩出する算勘専門の私塾入門を目指し、“算盤(そろばん)侍”唐木市兵衛(からきいちべえ)を師に招いた。同じ頃、市兵衛の周囲には、殺気を纏(まと)う托鉢(たくはつ)僧や謎の祈祷師(きとうし)集団が出没、不穏に。一方、芸者勤めをする藤蔵の姉・歌(うた)は、旗本・桜井長太夫(さくらいちょうだゆう)につきまとわれていた。やがて祈祷師らが動き始め、江戸を地獄に変える夜が始まろうとしていた……。