欲の皮を“発明”で打ち破れ!
世のため、人のため、自分のため(?)にと江戸の発明王が奔走する痛快事件帖!
稀代(きだい)の天才平賀源内(ひらがげんない)の死から二十年。江戸の下級武士平賀左衛内(さえない)の家に長男が生まれた。名を源成(げんなり)。源内とは一字違いだが、全くの無関係。だがその子は、大人も驚く神童だった! 人々が思いもよらぬ発明を次々に考案。しかし、そんな源成に目を付けたもう一人の神童万太郎(まんたろう)が悪事を企み……!? たまに失敗もするけど、明るく優しい江戸の新たな発明王、ここに誕生!