可憐な町娘も、眼鏡美女も、男装の女剣士も!!
さあ、召し上がれ…
清らかな乙女たちを──
「顔を、良く見せて……」眼前に迫る、僅(わず)かに開いた形良い唇(くちびる)、潤(うる)んだ眼差(まなざ)し──。息を呑(の)む光景に、履物(はきもの)屋の倅(せがれ)・文二(ぶんじ)は悶絶(もんぜつ)した。旗本の娘にして男装の美女・弥生(やよい)に突然抱きすくめられたのだ。文二は弥生が寵愛(ちょうあい)した娘に瓜二(うりふた)つなのだという。女装で奉仕することを求められ、畏(おそ)れ多くも倒錯(とうさく)的な悦(よろこ)びを覚える文二。やがて、弥生と文二が目覚めた快楽の道とは……!?