泣き暮れる日があろうとも、笑える明日があればいい
想い合い、助け合い、支え合う。
それが日々堂の当たり前。
日々堂(にちにちどう)で代書をする戸田龍之介(とだりゅうのすけ)は、剣術仲間の三崎小弥太(みさきこやた)を案じていた。家格と美貌(びぼう)に負けて、好きな男がいる桜木登和(さくらぎとわ)と祝言(しゅうげん)を挙げて以来、道場に来ないのだ。そんな中、友七(ともしち)親分の女房・お文(ぶん)から、日々堂の宰領(さいりょう)・正蔵(しょうぞう)とおはま夫婦の娘・おちょうに大店(おおだな)の若旦那(わかだんな)との縁談が持ち込まれるが…。泣き暮れる日があろうとも、笑える明日があればいい。人気沸騰(ふっとう)シリーズの第7弾!