お待たせしました! 介錯人シリーズ第5弾
迫る分銅、圧巻の刃
襲いくる刺客(しかく)の得物は鎖鎌。
届かぬ“間合い”に、どうする雲十郎!
「おれの首を斬れば、おぬしの首も斬られるぞ」切腹の際、不気味な台詞(せりふ)を残した男。介錯(かいしゃく)を務めたのは、旗本柴崎(しばさき)家から請われた畠沢(はたざわ)藩の首斬り人鬼塚雲十郎(おにづかうんじゅうろう)だった。予言通り鎖鎌(くさりがま)を遣う異様な刺客(しかく)の襲撃を受けた雲十郎は、柴崎家のお家騒動に巻き込まれていく。次次と家士が倒される中、病床の主(あるじ)の跡を狙うのは? 居合を武器に、見えない敵に雲十郎が立ち向かう!