華麗な剣の舞、壮絶な男の激突――
天下一の浮世絵師、哀しくも切ない出生の秘密とは!?
祥伝社文庫創刊三十周年記念特別書下ろし作品
「くノ一母情」を収録
生き倒れた女の幼子(おさなご)を引き取った直後、浮世絵師宗次(そうじ)は手練(てだれ)の侍集団に襲われる。京から長旅を続けてきたという幼子の正体に関係が? やがて大坂(おおさか)夏の陣より続く暗殺集団の関わりが明らかになるとき、事件は宗次出生の秘密にまで発展していく!(「命賭け候」)
大店(おおだな)美人お内儀(ないぎ)殺しを追う「妖(あや)し房(ぶさ)」、血まみれの浮世絵を残す凶賊(きょうぞく)に挑む「舞之剣(まいのけん)」。衝撃の時代傑作!