当代の書下ろし時代小説の名手が一堂に!
大切な人との巡り合い、生きることの喜びに花が咲く
幕末の名君松平春嶽(まつだいらしゅんがく)の師に、と請(こ)われるも固辞、俗世を捨て和歌にすべてを捧げた橘曙覧(たちばなのあけみ)の生涯。年番方与力宇野清左衛門(うのせいざえもん)は、詮議所にいた男にある面影を見て、疑念を抱く。長谷川平蔵(はせがわへいぞう)の幼馴染(おさななじみ)で南町奉行となった男の矜持(きょうじ)と心意気――。小説好き必読! 書下ろし時代文庫の人気執筆陣が、人の世を彩(いろど)る感情“喜怒哀楽”を描き切る特別企画。第1弾は、3つの“喜び”が溢(あふ)れる。