控え投手だった弁護士が元エースと、
再会したのは法廷だった。
戦力外通告を受けたプロ野球選手が監督を殺害――!?
プロ野球チームの監督殺害の容疑で、戦力外通告を受けた投手が逮捕された。新人弁護士・中垣拓也(なかがきたくや)のもとに弁護の依頼が舞い込む。容疑者はかつて共に甲子園を目指した球友、宇土健太郎(うとけんたろう)だった。高三の夏、ある事件をきっかけに絶交した二人。脳裏には、ほろ苦い“約束の記憶”が蘇(よみがえ)る。中垣は宇土の無罪を勝ち取れるのか? 法廷サスペンスと青春小説が融合する傑作ミステリー。