雑用係が、日本経済の危機を救えるか!?
人心一新された第七明和銀行。
しかし、新たな悪事の気配が……
近隣住民から信頼厚い第七明和(だいななめいわ)銀行高田(たかだ)通り支店の庶務行員(しょむこういん)・多加賀主水(たかがもんど)のもとには、相談事が絶えない。商店街のシャッター街化問題、保育園の騒音問題、祭事の協賛金問題……。一方、世間では矢部(やべ)内閣による「ヤベノミクス」が推(お)し進められる中、国債(こくさい)の危機を訴える一派が何事かを企(たくら)んでいた。第七明和銀行も吉川(よしかわ)新頭取の息子が誘拐(ゆうかい)されるに及び、国家の危機に巻き込まれる!