真犯人は誰だ?
ノンフィクションでは、書けなかった。
小説だからこそ、描くことができた。
昭和史最大の謎が、いま解き明かされる!
GHQ占領下の昭和24年、後に“昭和史最大の謎”といわれる事件が起きた。7月5日早朝、下山定則(しもやまさだのり)初代国鉄総裁が失踪。翌日未明、線路上で礫死体(れきしたい)が発見された「下山事件」である。あの時、何が起きたのか……。政財界の大物、日米の諜報員と特務機関員、警察と検察。当時の関係者の動きを小説という形で追跡し、ノンフィクションでは描ききれない真相に迫った衝撃作!