「そこは堪忍……」
味と匂いが濃いほど高まる男・夕立ち新九郎、
女体を堪能。
日光街道は、今日も艶めく美女日和!
「勃(た)っている。不思議な男、いや、可愛(かわ)ゆい」。渡世人(とせいにん)新九郎(しんくろう)は双子の兄で前林(まえばやし)藩主の高明(たかあき)と日光(にっこう)社参へ向かうが、一行は女頭目(とうもく)率(ひき)いる山賊に襲われた! 逞(たくま)しい肢体を持つ美貌の頭目と対峙するが、死の前に肌を交(か)わそうと誘われ、淫気を催(もよお)した新九郎は、刀を捨て野性味溢(あふ)れる床(とこ)をともにする。男装の女剣士、鳥追い女、本陣宿の母娘、粋(いき)な壺振(つぼふ)り……匂い立つ美女が待つ艶(つや)めき道中。