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橋廻り同心・平七郎控 初霜
ハシマワリドウシンヘイシチロウヒカエハツシモ
著者名 藤原緋沙子

在庫あり

※在庫について
ISBNコード 9784396344696
判型/頁 文庫判/296頁
価格 715円(税込)
発売日 2018/10/10

今さらどうして
会いたいなんて言えるかい。

大人気! 立花平七郎の人情裁きがさえわたる。

幼くして親に捨てられた娘が
恩義を感じた商家の主夫婦。
娘に与えたのは人の情けだったのか――。

幼い頃、父母の喧嘩(けんか)が元で顔に火傷(やけど)を負ったお花(はな)。親に捨てられ奉公先でも揉(も)め事に巻き込まれて、今は御茶問屋「山城屋(やましろや)」の女中をしていた。絶品の御茶を淹(い)れるお花だが、店(たな)の奔放(ほんぽう)娘の後始末を押しつけられる。娘が逢い引き相手に祝言(しゅうげん)の事実を告げるや、逆上されたのだ。男は旗本家次男の札(ふだ)付(つ)きだった。立花平七郎(たちばなへいしちろう)はお花に忠告するも、主(あるじ)夫婦に恩を感じるお花は……。