ナベツネって何者──?
昭和と平成を動かした陰の立役者
哲学を愛する共産主義者から一転、政治記者を経て、大物政治家を牛耳(ぎゅうじ)るフィクサーと呼ばれるまで。
メディア、政界、プロ野球界、あらゆる権力を掌握した男の人生に迫る!
読売新聞を激変させた男、ナベツネこと渡邉恒雄(わたなべつねお)。東大時代、哲学を愛する共産党員だった渡邉は、やがてライバルを駆逐(くちく)し、新聞社の頂点に君臨する。部数一千万部を誇ったメディアの主筆(しゅひつ)として、あらゆる権力をほしいままにしてゆく。一介(いっかい)の政治記者からいかにして大物政治家を牛耳(ぎゅうじ)り、日本を動かすフィクサーと呼ばれるまでになったのか──稀代(きたい)の傑物(けつぶつ)の人物像に迫る!