人間評価最大の尺度
「人望」の条件とは何か
「人望の条件」とは何か <本書「まえがき」より>
本書は、次の言葉ではじまる。
「『ダメだな、あの男は人望がないから』
日本社会では、この一言でその人の前途が断たれる。その人がいかに有能であってもダメ、そしてこの言葉には反論の余地がない――
『人望、人望なんてなくたっていいじゃないですか』とは、だれも言えないのである」
これは「人望」が、日本社会では絶対的基準であることを示している。そして人々は、実生活からそれを知っている。
では、この「人望の条件」とは何なのか。それを探求したのが本書である。