龍馬、西郷隆盛、高杉晋作、岩倉具視、大久保利道、中岡慎太郎、伊藤博文……英傑たち結集の瞬間!?
謎の古写真が炙(あぶ)り出した日本史の闇!
加治将一が解読した「龍馬の暗号」とは!
あやつられた龍馬
明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン
坂本龍馬は「最後の手紙」に何を仕組んだのか?
背後に控えた黒幕、そして暗殺の真犯人は誰なのか?
幕末史を塗り替えた、驚愕の歴史ノンフィクション
明治政府が放つ「シグナル」
菊花紋章の一種「菊水」。明治維新では、官軍が「錦の御旗」に有名な菊の御紋(十六弁八重表菊紋)を掲げたが、二つの紋には思わぬつながりがあった。「菊水」は、ある一族の家紋である……。
この写真の真贋(しんがん)は? 中央の外国人は何者なのか
歴史作家・望月真司のもとに届いた一枚の古写真。それは幾度となくマスコミにも取り上げられた、いわくつきの代物だった。被写体は総勢四十六人。書き込まれた名前によれば、坂本龍馬、西郷隆盛、高杉晋作、岩倉具視、大久保利通、中岡慎太郎、伊藤博文、さらに桂小五郎、勝海舟……と幕末の志士たちが勢ぞろいしていたからだ。
荒唐無稽――だが、まがい物と片づけられてきた写真を仔細に検証すると、被写体と実在の人物が次々に合致していった。この古写真はなぜ撮影され、そして歴史の彼方に葬り去られたのか。謎を追ううちに、望月は写真に込められた「秘密」に突き当たる。それは明治政府の重大なタブーに触れるものだった。
吉野、佐賀、長崎、鹿児島、山口県柳井(やない)――徹底的な取材と綿密な史料分析から解き明かす、驚愕の幕末史!