槇 文彦氏、小山薫堂氏推薦!!
「一人の建築家の優れた日米文化比較」
―――槇 文彦氏(建築家)
「もしあなたが日本人なら、きっとこの本に嫉妬するでしょう。」
―――小山薫堂氏(放送作家・イエラボ編集長)
世界最先端の現代建築家はなぜ、町家にハマったのか?
「縁側」「玄関庭」「通り庭」「下地窓」……
自ら改修し、暮らすことで見えた伝統建築の知恵の数々
<日本固有の「優(やさ)しさ」から読みとく建築と文化>
一五年前、一人の若い米国からの建築家が私の事務所の門を叩(たた)いた。
ジェフリー・ムーサスである。
その後、京都に居を定めた彼は町家のリフォームをきっかけに、新しい建築家としての境地を切り開いていく。
『「縁側」の思想』はこの間の彼の目覚ましい活動を自伝的にまとめるとともに、一貫して日本固有の「優しさ」が自然との対話、建築空間のあり方、そして人間関係に至るまで存在することを、彼自身の優しい眼差しを通して発見してきた、一人の建築家の優(すぐ)れた日米文化比較史でもある。
―――槇 文彦[まきふみひこ](建築家)