なぜ卑弥呼の墓と伊勢神宮は繋(つな)がるのか
倭の女王、高天原(たかまがはら)、神武東征、三種の神器――すべてを結ぶ二つの「島」の秘密とは!?
<ついに解き明かされた、「天皇」のルーツ>
倭国は卑弥呼の時代から、呪力で国を治めてきた。女王・卑弥呼亡き後、祭祀を握った最高司祭者が初代天皇「X」だ。「X」とは何者なのか――歴史小説家・望月真司(もちづきしんじ)の古代史解読が進む。
『魏志倭人伝』が距離表示を使い分ける理由、「八咫(やた)の鏡」を思わせる銅鏡が出土した北九州の遺跡、天皇の“指名権”を持ち、神武とゆかりの深い宇佐(うさ)神宮。朝廷をも牛耳った渡来人・秦(はた)氏。
そして京都と奈良に分祀された皇祖神の源流……。
点と点は、朝鮮半島と北九州の間に浮かぶ二つの「島」で結ばれた!
日本はいかにして誕生したのか。天皇「X」はどこから来たのか。いま、すべての秘密が明らかになる!